当院は以下の日帰り手術も行っています
翼状片、結膜弛緩、眼窩脂肪ヘルニア、霰粒腫
翼状片とは
翼状片は、白目の表面を覆っている結膜の下にある細胞が増殖し、黒目にあたる角膜に入り込む病気です。紫外線が関係すると考えられており、高齢者に多くみられます。症状としては、目にゴロゴロとした異物感が生じたり、充血が目立つようになります。翼状片が進行し黒目の中心(瞳孔領)を覆うと、乱視や視力低下を引き起こします。
手術について
異物感や充血の症状は、炎症を抑えるステロイドなどの点眼で多少和らぎますが、翼状片が治癒することはありません。ある程度進行した翼状片では根本的な治療として手術が必要になります。翼状片の手術は日帰り手術が可能で、手術時間は15~30分程度です。翼状片の手術は比較的安全で短時間で済みますが、手術後に再発することがあり、若い人ほど再発率が高いといわれています。再発した翼状片の場合は、羊膜移植を伴う切除手術など検討するため、専門の医療機関へご紹介いたします。
結膜弛緩
結膜は白目の表面を覆っている半透明の膜ですが、加齢などにより結膜がゆるくなることがあります。眼の動きや瞬きに伴って弛緩した結膜が動くため、医異物感など目の不快感や白目の出血(結膜化出血)の原因となります。また、ドライアイとの関連も指摘されています。
手術について
結膜弛緩は手術できれいに治すことができます。手術は局所麻酔下に、弛緩した結膜を切除します。手術の所要時間は15分程度です。術後の充血などは1週間程度で落ち着きます。
眼窩脂肪ヘルニア(結膜下脂肪脱)
眼窩脂肪ヘルニアは、眼球の周囲にある脂肪組織が本来の位置からずれてしまい、眼球外側(耳側)の結膜下に出てきている状態です。
手術について
手術は局所麻酔下に、ずれた脂肪近くの結膜に小さな切開を加え、脂肪を引き出して切除し終了となります。15~20分程度で行えます。
霰粒腫とは
詳細はこちら(麦粒腫・霰粒腫)をご覧ください。